【働く授乳ママ インタビュー】No.1 Aさん(兼業漫画家)

 現代社会において、様々な業界や職種で働く授乳ママとパパ達が、どんなことに悩み、気づき、工夫して歩んできているのかについて、体験談をCocochieがインタビューしてご紹介します。

 今回はAさんのご経験をご紹介します。

 

 

 

【プロフィール】

 Aさん

・兼業漫画家 フリーランスとデザイナー(正社員)の兼業

・1児の母。

 

 

 

 

Q1 あなたの仕事について教えてください

A 普段はデザイナーとして働いていて、空いた時間で企業案件の漫画を描いています。

 

 

Q2 出産後、いつから仕事復帰されましたか? また、いつ頃に保育園へ入園されましたか?

A フリーランスの仕事は産後1週間後には始めていました。保育園は1歳1か月の時に入園しました。

 

 

Q3 子育て・仕事・授乳にまつわるあなたのご経験について、困ったことを差し支えない範囲で教えてください

A 共働きの人が多く保育園の児童数が多い自治体に住んでいます。そのせいか子供が微熱でもすぐ呼び出しされてしまいます。次の日熱も下がり元気なのに保育園には二日間行かないので、仕事がほぼできません…。 

 

 

Q4 困ったご経験をされたときのお気持ちを教えてください

A 気にしてしまうと気が滅入ってしまうので、できるだけ他のことを考えるようにしています。

 

 

Q5 今度は 子育て・仕事・授乳にまつわるあなたのご経験について、知恵(工夫されたこと)がありましたら教えてください

A睡眠はどうしても取りたかったので、深夜の授乳は粉ミルクにしパートナーにお願いしました。おかげで次の日元気になれました。

 

 

Q6 知恵(工夫されたこと)について、ご経験を通して精神的・身体的な影響がありましたら教えてください

A 自分だけでなくパートナーと子育てしている気持ちになれて、精神的にはかなり助かりました。

 

 

Q7 職場や家庭などの社会におけるやりとりについて、改善してほしいことがあれば教えてください

A パートナーの会社が制作系で、子育て世帯への理解がまだまだ非協力的です。どこの会社もそうですが、子育て家庭の親は定時に上がらせてほしいです。

 

 

Q8 職場復帰する際に考えたこと、感じたことを教えてください

A 平日仕事では育休を取って、復帰する時は「仕事したくない」とは思いませんでした。もともとフリーランスの仕事は産後1週間後には始めていたのもあり抵抗がありませんでした。フリーランスは仕事を休むともう依頼がこなくなるので、必死です。フリーランスに仕事を頼む企業は、こういった事情をきちんと理解し、「たとえ育休を取っても引き続き仕事のやり取りをする」意識を持ってほしいです。

 

 

Q9 職場復帰後はどのように働いていますか

A 平日仕事とフリーランスの2足のわらじです。フリーランスの仕事のために、SNSの活動も熱心にしています。

 

 

Q10 職場の人との関係について、つらかった・きつかった・嬉しかった・助かった声掛けや対応、ご経験前後の変化などがあれば教えてください

A 私は前の会社は外資系で、多くが外国人でした。皆意見があればすぐ言いますし、その意見に対しすぐ対応します。そこに上下関係はあまりありせん。今は日本企業に勤めていますが、役職での上下関係が強くてなかなか意見を聞いてくれず、動きにくいです。

 

 

Q11 ご家族(パートナー・ご両親・ごきょうだい等)との協力関係について、職場復帰時など、どのように相談されましたか。  どのようなサポート・やり取りがありましたか

A パートナーの両親が育児を手伝ってくれるのでとても助かっています。

 

 

Q12 今振り返ってみて、こうしたのが良かった、こうすればよかった、当時(復職時など)のご自身に伝えたいことなどはありますか

A 今までしてきたことで、「ああすれば良かった」ということはありません。全力でやってきたので寧ろ「よく頑張った」と自分、パートナーに伝いたいです。

 

 

Q13 パートナーに伝えたいことはありますか

A あなたがパートナーで良かった。毎日楽しく過ごせています。

 

 

Q14 同じ働く授乳中のお母さん、これから職場復帰する授乳中のお母さんへ、伝えたいメッセージがありましたらお願いします

A 働きながら育児するなんてとんでもない気力・労力・体力を消費します。それを日常的にこなしている皆さんはただただ素晴らしい。だから自分を褒めてほしいし、たくさん自分を癒して、楽しんでほしい。